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作曲家に訊く 第4回『魔法の旅路』小林 真悠


東京都出身。渡辺俊幸先生に師事。 主な作曲のジャンルはインスト、劇伴系。 好きなアーティストはジョン・ウイリアムズ、エンニオ・モリコーネ他。 趣味は映画館や動物園、博物館等に行くのが好きです。 楽器を演奏したり歌ったりするのも好きです。 その他、大学院では中国語を話す人が多いので、最近中国語の勉強を始めました。

 

——今回作った曲はどのような内容ですか?

小林「魔法系のアニメの劇伴を意識して作りました。冒頭は静かな感じで、元気なところあり、しっとりしたところあり、登場人物の心情や映像が見えるように作りました。」

——予め作品を聴かせてもらったのですが、今回の音デオケの中で静かめですよね。なので落ち着いて綺麗だなと思いました。

小林「最初は冒険っていう名前にしようかと思いましたが、冒険っぽくないという意見を言われたので旅くらいをイメージしました。」

——この曲を作るにあたって参考にした曲はありますか?

小林「参考にしたのはアニメ”リトルウィッチアカデミア”(TRIGGER制作によるアニメ作品)という魔法使いを目指す女の子の話で、それに出て来た曲を分析してハーモニーとかを参考して作りました。ハープを多く登場させたり、グロッケンを使う事で魔法っぽくしました。」

——工夫した点はありますか?

小林「覚えてもらえるようなメロディを試行錯誤し、断片を何回か出したりして、みんなが歌えるような感じにしました。」


——いつから音楽活動や作曲をしていましたか?

小林「ピアノは小さい頃から、小学校の時にはブラスバンドに入っていて、トロンボーンを中学高校の吹奏楽でも吹いていました。勉強して作曲したのは大学からです。」

——聴いていた曲のジャンルはなんですか?

小林「昔から劇伴を聴くのが好きでした。父親が映画が好きなので。他にもテレビで流れているアイドルやJポップなども聴いていたり、その中に劇伴とかも含まれていたりもしました。あと地元で子供から聴けるオーケストラの演奏会に行ったりして、自然に私の中にいろんな音楽が入って来ましたね。」

——今までの経験で、曲作りに活かせたことはありますか?

小林「トロンボーンをやっていて、メロディ以外のことに注目することが出来たのは吹奏楽のおかげです。ハーモニーなど中音域なことですね。それとトロンボーンは裏メロが多いので、その影響で裏メロを考えるのが楽しいです。」

——裏メロを考えるのが楽しいって羨ましいと思いました。

小林「メロディと裏メロを改めて自分で作曲したりとか、そういうのを考えるのは本当に楽しいです。」

——これから音楽大学に入る方へ、何かアドバイスはありますか?

小林「新しい曲や古い曲、ジャンルなどにとらわれないで、映画や音楽、なんでも聴いたり見たりした方が良いと思います。曲を作ったり演奏することも積極的にしたら良いと思います。何か機会があれば引き受けると、楽しい学生生活が送れますし、知り合いを増やして演奏会やライブに参加することで、一緒に企画に参加した人から繋がりが増え、どんどん幅が広がりと良いと思います。」

——最後に、当日来てくださる方へのメッセージをお願いします。

小林「魔法をイメージしたサウンドやそれぞれ情景やストーリーを思い浮かべながら聴いてもらえると嬉しいです。」





インタビュアー 内藤 雅人(2年)

ライター  大滝 明(1年)

撮影 檜垣 文孝(1年)



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