高 歓 (コウ カン) [院2年]
中国寧波市出身。
作曲を山下康介、三上直子に師事。
中学の頃「のだめカンタービレ」を観て、クラシック音楽を好きになる。
現在、オーケストラを中心に勉強している。
好きな音楽ジャンルは印象派と民俗音楽、
最近Lili Boulangerと吉松隆の作品にはまっています。
本、ゲームと書道が好きで、沢山違う色のインクを収蔵している。
大好物は焼き芋とミルク。
——今回の音デオケは”未来”というテーマですが、どのように連想して作曲しましたか?
高「風ノ旅ビト(2012年,Sony Interactive Entertainmentより)というPlay Stationのゲームが好きで、その世界観に影響されて作曲しました。ゲームの内容としては、砂漠の中で主人公である自分が1人で突き進んで、いろんな人に出会うというゲームですね。」
——曲を聴きましたが、変拍子が特徴的ですね。
高「そうですね、今回は複数の変拍子を使っていて、5,6,7,8拍子などがあります。以前、私は中国の民族音楽を勉強をしていて、けっこうリズムが自由なんですよね。なので、私の作品にも影響を受けたと思います。」
——参考にしたオーケストラ曲はありますか?
高「ラヴェルやドビュッシーの作品を聴いたりしましたね。オーケストラ全体の中で、装飾の役割としてフルートの部分を参考にしました。あと、私は印象派の音楽が好きなので、オーケストラの分析はこの時代の作品が多いです。」
——曲の聴きどころはどこですか?
高「民族的な音を表現したり、テーマとなるメロディが何度も使われていますので、素敵な世界観を楽しんで頂けたらと思います。」
——いつ頃から作曲をしていますか?
高「小さい頃から二胡を弾いていて、大学生の時から作曲を始めました。その時から中国の民族音楽を勉強しました。現代音楽の勉強もしたので、図形楽譜やミニマルミュージックにも触れてきました。」
——作曲をしていて、難しいと感じることは何ですか?
高「展開がある曲を作る時に、その間の繋がりを作ることに苦戦しますね。ですけど、音楽は時間的なものですし、自然に繋がっていることが大切だと思うんですよ。そのために、横の繋がりとしてメロディラインを上手く作ろうと、私は心がけています。」
インタビュアー 内藤 雅人(3年)
ライター 内藤 雅人(3年)
Commentaires