top of page

作曲家に訊く2021 第5回『The Mystery of Life』吉野 小太郎


吉野 小太郎 (よしの こたろう) [大4年]


東京都出身。

岩下哲也先生に師事。

小学校3年生から電子オルガンを習い始め、高校生では軽音部でキーボードを担当。

好きなアーティストはB'z、H ZETT M。

趣味はお昼寝。

 

——今回の音デオケは”未来”というテーマですが、どのように連想して作曲しましたか?

吉野「未来に対して思い描く”理想”と、これから訪れる”現実”との葛藤を想像しながら作曲しました。」

——こういう、”理想”と”現実”が対になっているの面白いですね。

吉野「未来と言ったら普通明るいものとかを思い浮かべるかもしれないですけど、現実そうじゃないんだろうなと。葛藤しながら進んでいくけれども、最後はそれを受け入れて明るくなっていくという曲にしました。」

——曲を聴きましたが、最初のファンファーレから始まり世界観が広がりますね。

吉野「そうですね、最初のファンファーレは未来を明るく思い浮かべるところで、木管楽器なども煌びやかにしています。でも、このファンファーレは何回も考え、試行錯誤して大変でした。」

——工夫したことはありますか?

吉野「この曲には現実を表したメロディがあるんですけど、それがいろんな所に散りばめたり、途中からそれが大々的に出てくるという工夫もしています。理想と現実を混ぜて作っているので、聴いて楽しんで頂きたいですね。」

——自身の作曲に影響されたことはありますか?

吉野「僕はもともとゲームが好きで、そこで鳴っていた音楽には影響されましたね。オーケストラで言うなら、任天堂が作ったスーパーマリオギャラクシーとかですね。」

——大学生活を通して、何か思い出に残ったことはありますか?

吉野「洗足はいろんなコースがあるじゃないですか。学園祭でバンドを行う機会がありまして、クラシック系とポップス系が混ざったんですよね。そこで僕もアレンジ曲を出したり、日頃勉強している弦楽器を活かすことが出来たので、良い経験にもなりました。」

——作曲で大切なことは何ですか?

吉野「音楽って、聴いてる人目線になってみるのは大切かなと思いましたね。一歩引いて、客観的に聴く。作曲している時はなかなか難しくて出来ないですけど、それを考えながら作りあげると、さらに良い音楽を作れるのではないかと僕は思います。」

インタビュアー 内藤 雅人(3年)

ライター 内藤 雅人(3年)

閲覧数:253回0件のコメント

最新記事

すべて表示

Comments


bottom of page