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作曲家に訊く2021 第2回『Battle for the future』内藤 雅人


内藤 雅人 (ないとう まさと) [大3年]

新潟県出身。 小学校6年生からクラシックピアノを始め、高校では吹奏楽部の打楽器を担当する。 これまでピアノを小股敦子氏、門倉美香氏、作曲を三上直子氏に師事。 現在、作曲を穴沢弘慶氏、松下論士氏に師事。 好きな作曲家はアラン・シルヴェストリ、ダニー・エルフマン、ハリー・グレッグソン=ウィリアムズなど。

 

——今回の音デオケのテーマは“未来”ですが、どのようなことを意識して作曲しましたか?

内藤「未来というのは、必ずしも明るい未来とは限らないと思っていますし、未来へ突き進んで行く中で困難は必ずある物だと僕は思うんですよね。なので、”戦いながら突き進む様子”と好きな”ファンタジーな世界観”を含めて、今回の曲を作りました。」

——曲を聴きましたが、全体的にダーク感がありますよね。

内藤「そうなんですよ。そんな闇があるような曲ですけど、その中でも希望があるというのも表したくて、雲の隙間から光が差すような表現をしました。」

——映画音楽を彷彿とさせるように感じました。

内藤「僕はもともと映画音楽が好きで、特にナルニア国物語やハリーポッター、アリス・イン・ワンダーランドなどのファンタジーな世界観が好きなんですよね。今回の曲にも影響されていますし、こういう映画音楽の分析もしました。」

——曲の聴きどころはどの部分ですか?

内藤「この曲は、最初のホルンが奏でるテーマを中心に次々と曲が展開されていきます。世界観が広がったり、複雑な展開にも進んでいくので、この先どういう展開になるのか楽しんで聴いて頂きたいです。」

——こういう作品は、どのようにして作曲をするのですか?

内藤「場合によりますけど、ピアノを用いた方が良い時と、頭の中でイメージして組み立てた方が良い時があります。この曲は、複雑な部分はピアノを用いて即興的に弾いてメロディを作ったり、頭の中でイメージして作ったものそれぞれが組み込まれています。」

——作曲活動はいつから始めましたか?

内藤「本格的に始めたのは大学からです。今までピアノをしていたのですが、更に自分の音楽性を活かしたいと思ったんですよね。作曲はアイディアを積み重ねていく物だと思うので、そうすれば自分が思う理想の音楽にたどり着けるのではないかと思うんですよ。そういう思いがあって、作曲を始めました。」

インタビュアー 下羽 泰生(1年)

ライター 下羽 泰生(1年)

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