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作曲家に訊く2021 第12回『淵源の地』山田 未織


山田 未織 (やまだ みお) [大2年]


神奈川県出身。

これまで作曲を前田康徳氏、渡辺俊幸氏、松本望氏に師事。

ピアノを幼稚園から習い、高校では音楽専攻生として勉強。

大学から本格的に作曲を始める。

ジブリ作品が好き。ゲーム音楽もよく聴いている。

 

——今回の音デオケは”未来”というテーマですが、どのように連想して作曲しましたか?

山田「人がいない未来、自然だけが溢れる未来というのを想像して曲を書きました。今回は、誰も想像していない、現実的ではない未来を想像してみようと思い、頭に浮かんだ風景を発展させて曲を書きました。」

——マリンバの音や、ピッコロの音が印象的ですね。

山田「そうですね、マリンバは森林とかの暖かさや深みといった音を表現していて、ピッコロは自分の頭の中で鳴ったものを書いたりしましたね。ジブリ作品が好きで、特に風の谷のナウシカ(1984年に公開されたスタジオジブリの映画作品)が気に入ってて、何かしら影響も受けていると思います。」

——今回の曲の中で、この楽器を使いたいとか意識しましたか?

山田「私自身、弦楽器の音が好きなので弦楽器を多く使いたいなと思いました。弦楽器って刻むだけでも雰囲気が出るじゃないですか。壮大さや可愛らしさなど、そういう魅力があって好きなんですよね。あとは、他の楽器を使う場合、鳴らしたい音がどのような音か、探りながら作り上げたりもしましたね。」

——曲の聴かせどころはありますか?

山田「この曲は場面転換を多くするので、この描いている未来で、どういうことが待ち受けているのかを想像しながら聴いて頂きたいです。」

——オーケストラを作る時に、勉強することは何ですか?

山田「やっぱり、クラシック作品の楽譜を見て分析したり、楽器の音域や楽器の効果的な組み合わせを学ぶ為に管弦楽法の本を読むことが大事だと思いますね。それによって、自作品に大きく影響を受けると思います。」

——音楽活動はいつから始めましたか?

山田「ピアノを幼稚園の頃からやってて、高校も音楽系でピアノ専攻だったんですよね。その頃から作曲に興味がありまして、大学に入って本格的にこういう道に進みました。今回みたいなオーケストラ作品を書けるように、日々努力して頑張っています。」

インタビュアー 下羽 泰生(1年)

ライター 内藤 雅人(3年)

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