張 書豪 (チョウ ショゴウ) [院1年]
中国成都出身。
現在、作曲を山下康介、ジャズピアノを蟻正行義に師事。
小さい頃からゲームや映画音楽に興味を持ち、大学から作曲を勉強し始める。
作品ジャンルはオーケストラ、歌もの、EDMなど幅広く、メインは劇伴音楽作曲。
好きな作曲家はAlexandre Desplat、John Powell、浜渦正志、Dirty Loops、Bill Evansなど。
——今回の音デオケは”未来”というテーマですが、どのように連想して作曲しましたか?
張「”未来”は予想できないけど、きっと今よりも幸せで楽しいものなんだろうと心から信じています。そんな美しい”未来”を想像しながら、今回の曲を作りました。」
——美しいサウンドにする為に、意識していることはありますか?
張「例えばですけど、フルートを飾りとして動かしたり、ダブルリード楽器のオーボエとバスーンを組み合わせたサウンドが良かったり。最後の方では、木管楽器と弦楽器を波みたいな音形にしたり、こういうものが美しい雰囲気かなと思って書きました。」
——作曲をする時、どういう流れで作るのですか?
張「やはりメロディが一番大切なので、メロディを最初に考えましたね。それから和音や構成を考えたり。最初のイントロはメロディをモチーフに作曲したので、今回の曲は聴いてる側にも分かりやすい曲にしようと心がけました。」
——好きな作曲家はいますか?
張「ハリウッドサウンドが好きなので、アレクサンドル・デスプラや、ジョン・パウエルが好きです。大学に入って、そのような映画音楽のオーケストラを勉強をしています。」
——この曲の聴き所はどこですか?
張「この曲はメインのメロディによって成り立っているのですが、主旋律と対旋律との掛け合いが美しい曲でもあります。美しいサウンド感にもこだわっているので、ぜひ世界観を楽しんで頂きたいです。」
——オーケストラを作るにあたって、重要なことは何ですか?
張「僕が一番思うのは、オーケストレーションはダイナミクスが重要だと思うんですよね。ダイナミクスがあることによって差が生まれるので、コントラストのある美しさや、より曲のセクションが強調されます。感動する音楽の瞬間というのは、それによって作られると思います。」
インタビュアー 下羽 泰生(1年)
ライター 内藤 雅人(3年)
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